« 少年に隠し事あり花杏 | トップページ | 紅梅の一枝に朝日差し初めて »

2009/01/13

日は未だ向かいの山のはだれ雪

IMGP1045

きのうは透析中から頭痛と足の痛みが両方出てきて、特に最後の一時間は苦しむことになった。 へばった駅伝の選手が最後ヨタヨタしながら中継所へ向かうような感じである。で、どうにか終わって外に出たら相当寒い。 頭痛の他に寒気がしてきた。これはいかん、というわけで、帰宅してご飯を食べ、部屋にある暖房、つまりファンヒーター、ホットカーペット、 布団を全部点けて寝た。薬(ロキソニン、レンドルミン、ロヒプノール)をしこたま飲んだせいかすぐ眠り、5時半まで熟睡した。 猫たちも邪魔しに来なかったようだ。朝も寒く、家中の水道は凍結したようだ。ただ、電気温水器だけは出るので大丈夫だろう。

きのうは(今もだけれど)、おとといおじいさんの重たい体を押したり引いたり持ち上げようとしたせいか腕を始め体中が痛かった。 女房は、私の働きを評価しようとせず、ばかねえ、義姉を呼べば良かったじゃない、という具合である。彼女は、私の働きは決して褒めず、 たとえば洗濯物を取り込んでも、まだ湿っているとか、まずアラを探す。彼女の顕著な短所である。 私は褒められて自分の短所を克服するタイプであるということに、結婚34年、一度も気づいたことがない。

IMGP1081
(これは、コウゾ。漢字だと「楮」で、近くに「楮根」(かぞね)という地名がある)。

というわけで、今は7時15分(きょうの話ね)。空は冷たく晴れて、東南の空にはまだ朝焼けが残っている。 太陽はまだ山の上に来ていないので、幾重にも折り重なる山はまだシルエットである。ところどころ、 つまり木を伐採したばかりのところにはこの間の雪が残っている。内と外の温度差によって曇った窓の外で何か鳥が鳴き交わしている。

日は未だ向かいの山のはだれ雪 (nabesan)

朝食はご飯、外はガリガリ中はパサパサのハンバーグ(昨夜の残り)。8時前から「富士川クラフトパーク」へ行ってきた。 気温は低そうだが風がないのでそれほど寒くはなかった。腕とか脚におとといおじいさんを動かそうとしたための筋 肉痛が残っており、 45分ほど歩いただけだった。「富士川ふるさと工芸館」はきょうあす連休。

IMGP1058

ご覧のように、「富士川ふるさと工芸館」は「道の駅」を名乗っている。普通「駅」というのは年中無休だろうと思うのだがどうだろう。 国道から少し入る上に運営にはやる気が見られないから、ほとんど客はいない。もともと、 クラフトパークもこの施設もこちら方面の出身だった県知事が作ってしまったもので、知事がそういう恣意的なことが出来た時代の遺物である。 たぶん、公園を含めると年間数億の赤字を出し続けているだろう。帰宅後、ネット友達と雑談。昼食はメロンパン、切り餅2個、牛乳。

IMGP1085 

午後、富士山の見えるところまで行ってみた。暮れから正月にかけての、雲一つない青空ではない。 山頂に次から次へ雲が寄ってきて戯れているようだった。帰宅後、洗濯物を取り込む。おじいさんが部屋から歩行器にすがってよろよろ出てきた。 どうしたのか聞くと「メシだ」と答える。昼食は11時ちょっと過ぎに食べたはずなのに忘れている。 それから蜜柑を置いてあるところへ行こうとするので怒った。蜜柑箱に手を伸ばしてひっくり返ればアウトなのだが、 本人はそれを自覚していない。そういえば、隣の家のおばあさんが寝たきりになったそうだ。このあたりの習わしで結婚するときには仲人の他に、 若夫婦の面倒を見る「かねつき親」という夫婦がつくのだが、このおばあさん夫婦が私たちの「親分」である。だから、 おばあさんは私を呼びつけにし、私はおばあさんを「おかあさん」と呼ぶ。去年の夏頃までは、何か野菜ができると持ってきてくれたのだが、 急にここのところの寒さが体にこたえてきたらしい。食事も全部ミキサをかけているとのこと。もうすぐ卒寿である。今年の正月は、 隣家へ来るお客が妙に多いと思ったらそういうことだった。病院ではなく自宅で寝ているので、私も見舞いに行くかどうしようかと迷っている。

IMG_5182

あっちゃんの身分証明書用写真。なにしろあっちゃんは落ち着きがないから、 こういうふうにすましてカメラを見てくれることはあまりない。さっき、近所のミヨコさんが自分で作ったコンニャクを持ってきてくれた。 ソフトバンクのCMの「おとうさん」そっくりの犬を連れてきた。ミヨコさんは私と同い年で「エホバの証人」の信者であるが、 生活のためか今は活動していない様子で、普段は宅配便の配達をしている。まだ二十代の後半にお母さんが長患いとなったために結婚せず、 うちのおじいさんと同い年のお父さんと二人で暮らしている。結婚経験がないせいか、うちの女房より若々しく見えるときもある。16時前、 向かい側の山にはまだ日が当たっている。空の色は水色になってきた。

|

« 少年に隠し事あり花杏 | トップページ | 紅梅の一枝に朝日差し初めて »

コメント

こんにちは。これから透析に行くところです。
こうぞは、樹皮が和紙の原料になりますね。小学校で、自分たちの卒業証書の用紙を自分たちで漉くところもあります。
言葉が無力、というのは言い過ぎかも知れません。ただ、時に言葉は諸刃の剣になってしまうことがありますね。
詳細はブログの方に書きますが、ゆうべから今朝まで私は電気屋さんとして結構活躍しました。今度はドアの取っ手が壊れたので、建具屋さんになりそうです。

投稿: nabesan | 2009/01/14 12:49

なべさんこんばんは。
昨日はお疲れさまでした。
細身のなべさんですから大変でしたね。

私も奥様同様、ダンナがしてくれたことに結構ケチつけてしまいます。
でも本当は感謝してるんですよ~。

「こうぞ」初めて見ました。
小学の時に日本地図に生産物「こうぞ・みつまた」とか
あり、どんな物だろうと思っていました。
紙の原料なのでしたっけ?

いたずらあっちゃん、やはりこの子は品格がありますね!

前記事で「闘病のときに言葉より音楽に(癒され)たと
お聞きし、本当に辛い人には言葉かけが空しく思えます。
というか・・自分の無力さを感じ言葉を失います。
言葉で癒される程度の辛さは軽いのでしょうね。

投稿: かま猫 | 2009/01/13 23:15

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 少年に隠し事あり花杏 | トップページ | 紅梅の一枝に朝日差し初めて »